#66 Guest:渋谷慶一郎(後編) アンドロイドと音楽をやること、その意味を改めて考える

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8月21日・22日には新たなアンドロイドオペラ『Super Angels』を開催する渋谷。過去幾度となくアンドロイドと共演してきた渋谷に『Super Angels』を含めた最新のアンドロイド論、またアンドロイドと音楽の関係性について聞いていく。
開発者や技術者など、さまざまな関係者と作り上げることで感じた“アンドロイドの過渡期”、アンドロイドはスケジュール調整が難しい? 考え方を変えたきっかけにある石黒浩との出会い、「わたしとあなた」の二項対立ではないアンドロイドと音楽家の関係性、アンドロイドオペラを世界・日本で開催することになった経緯は“咄嗟に”だった? ベネズエラ人ソプラノ歌手エリカ・コロンとの出会いから生まれた、障がいを持った子どもも参加するホワイトハンドコーラスとアンドロイドのコラボレーション。さまざまな属性を持つ人とアンドロイドが共存することによる音楽的な化学反応、人間と一緒に歌うことで必要になった“声の開発”、表現したかったのは「冷たいオーガニック」。高域を評価する世の中が訪れている? テクノロジーに支配されているかどうかではなく支配されている前提で考える意味、オーケストラという形式を取ることで可視化する「一般的な指揮者と楽団の権力関係」とその対比になる「人間とアンドロイドの権力関係」や、それらの構造に反発する表現ではなく、構造ごと破壊・問題提起する「アンドロイドによる指揮=権力のグランドデザインへの介入」。ボーカロイドでの音楽=幽霊的なテクノロジーの使い方から、アンドロイドとの音楽=テクノロジーに生命を宿すことの違いなど、興味深い話が盛りだくさんです。
MC:imdkm、姫乃たま(休養中)
ゲストMC:石川真男(音楽ライター・翻訳家)
〈Source〉
『Super Angels』(https://www.nntt.jac.go.jp/opera/super_angels/)、渋谷慶一郎「サティ ジムノペディに合わせて、アンドロイド『オルタ3』即興歌唱を披露」Keiichiro Shibuya with Alter3 showcasing improvisation(https://www.youtube.com/watch?v=mdtkAIwuZ3s)、渋谷慶一郎「アンドロイド・オペラ『Scary Beauty』(新国立劇場)」/ Keiichiro Shibuya - Android Opera "Scary Beauty"(https://www.youtube.com/watch?v=VgFf-9NbftE)、Android Opera “Scary Beauty” Keiichiro Shibuya /アンドロイド・オペラ 「Scary Beauty」 渋谷慶一郎 日本科学未来館公演(https://www.youtube.com/watch?v=ePIYMN6gbzs)

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