#090 社会彫刻を追体験する「へそ」 | 特集【社会を彫刻するひとびと】section4

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3月の配信は、特集【社会を彫刻するひとびと】として、菊池宏子さん(「NPO法人インビジブル」クリエイティブディレクター、アーティスト)と、桜井祐さん(「TISSUE Inc.」共同設立者、編集者)をゲストにお迎えして、MOTION GALLERYも携わる「社会彫刻家基金」についてお送りしています。
 
いよいよ特集最終回。前回に続く「社会」という言葉の敷居の高さに触れながら、ゲスト菊池さんの日本語への想い、桜井さんの”地元の連れ”ことアリストテレスの引用などから、みんなが社会の一員として感じるにはどうしたらいいのかを考えるなかで、そのひとつの糸口ともなる「へそ」の内容について掘り下げていきました。
 
受賞者がその実例を目の前で話してくれているように、まるで取材の追体験をするようにつくられているという「へそ」は、「社会彫刻家アワード」受賞者のロングインタビューを中心に構成されていて、そのクラウドファンディングでは、この本を誰に読んで欲しいのかを考えながらその構成やリターンを検討していったとのこと。書籍そのものはもちろん、実際に受賞者に会いに行くツアーや、新宿の社会彫刻の痕跡を辿るツアーなど、社会彫刻を体感するような、社会彫刻の「入口」となるような書籍でありプロジェクトとなっています。
 
高校の教科書のようにこれから社会に出ていく若い世代に読んで欲しいという菊池さんの言葉に、「へそ」という「本」もまた社会をかたちづくるひとつであると感じるとともに、「社会彫刻家基金」の集大成とも言えるこの本の完成が待ち遠しくなりました!
 
さらには、100回記念は生放送!?屋形船!?褒美!?、長井さんが「K2」で目撃した衝撃のシーンなど、オープニングとエンディングもお聞き逃しなく!
 
今回のHotProjectsでは、築150年の蔵を改装して「会津のくらし」をテーマとした小さな美術館をつくるプロジェクトをご紹介。会津地域で長年活躍した文化人の作品を中心とした美術館を、移住した若い世代が立ち上げるということで、文化の継承はもちろん、地域や世代を越える文化芸術の繋がりに希望を感じました。プロジェクトページには懐かしさを感じる絵も掲載されているのでぜひチェックしてみてください!
 
「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの協賛でお送りいたします。
 


<もしもし文化センター>

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!あなたも”もしもしーず”になろう!
https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun
 


<番組プレイリスト更新中!>

番組では、エピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたSpotifyプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!
https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr
 


<リスナーのみなさんのお悩み募集中!>

パーソナリティ&番組アシスタントにきいてほしいお悩みを募集しています!いただいた投稿は、番組のお悩み相談コーナー(不定期)にてお答えします!
https://forms.gle/GqTrQCYs9Ji8duSM7
 


<「社会彫刻家基金」がクラウドファンディング実施中>

https://motion-gallery.net/projects/socialsculptor2021
 


<Hot projects>

【会津のくらし×アート】
蔵を改装した小さな美術館「農とくらし(仮称)」創設プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/furukawa_mg
 


<九段ハウス>

https://kudan.house/
 


<ご意見・質問お待ちしてます!>

番組のハッシュタグ #mgcrossing
https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgcrossing

<ゲストプロフィール>
菊池宏子 (NPO法人インビジブル、クリエイティブディレクター、アーティスト) https://invisible.tokyo/東京都生まれ。ボストン大学芸術学部彫刻科卒業、米国タフツ大学大学院博士前期課程修了。パフォーマンスアート、特にフルクサス、社会彫刻に影響を受け多岐にわたり米国、南米、台湾などで活動。米国在住20年を経て、2011年、東日本大震災を機に東京に戻り現在に至る。MITリストビジュアルアーツセンター、ボストン美術館、あいちトリエンナーレ2013、森美術館などでコミュニティ・エンゲージメント戦略・開発に従事。また、「ダラニスケ研究室」(奈良、2021-22)、「東京ガレージ」(東京、2017~)、「リライトプロジェクト」(東京、2015〜2017年)、「天昌堂プロジェクト」(新潟、2016年)、「苦瓜推進協議会:The National Bitter Melon Council 」(日米、2004年〜)、「寶藏巖農園肖像画計画」(台湾、2003~2004年)、など、アートを触媒と考えた表現活動、アートプロジェクト、コミュニティ再生事業、学校づくりなど国内外で多数携わる。その他武蔵野美術大学、立教大学兼任講師なども務めている。桜井 祐 (TISSUE Inc. 共同設立者/編集者) https://tissuepapers.stores.jp/1983年兵庫県生まれ。紙媒体やWeb媒体のほか、展示や服飾ブランドなど幅広い領域において企画・編集・ディレクションを行う。2008年大阪外国語大学大学院言語社会研究科(博士前期課程)国際言語社会専攻修了。出版社勤務などを経て、2017年、東京と九州の2拠点でクリエイティブディレクションを中心に行うTISSUE Inc. / 出版レーベルTISSUE PAPERSを設立。共著に『新世代エディターズファイル 越境する編集――デジタルからコミュニティ、行政まで』(BNN、2021年)。福岡デザイン専門学校非常勤講師。大阪芸術大学非常勤講師。

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