200歳まで生きるノベーション(1117回)
2024年本屋大賞の書籍:成瀬は天下を取りにいく、の主人公成瀬の言葉にワクワクさせて頂きました
曰く
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない」
ここから私は思いました
1、ロジャー・バニスター効果
2、伊藤亜紗さんの技術獲得のパラドックス
3、パッションの源
奇想天外な発言に見える"200歳まで生きる"の話ですが、有名なロジャーバニスター効果を思い出しました。
1954年の陸上選手のロジャーバニスターが1マイルを4分以内で走ることは、論理的に不可能と言われてた中
厳しい練習を重ね、31年ぶりにしかも4分を切る新記録を打ち立てた後、なんとその46日後にその記録を破る選手が登場したというお話です
そしてもう一つ、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長の伊藤亜紗さんの、技術獲得のパラドックス、のお話も思い出しました
実は体はとてもゆるくて、頭では無理だと思うことを、実現してしまうことがある。それは例えば、逆上がりのように、論理的に頭で考えても理解できないことが
練習を重ねることで、体が勝手に実現してしまうことを指していると、私は理解してます。
主人公の成瀬の言ってる話は、根拠はまったくないのだけれはども、今までそんなこと実現できた人がいないのだから、できっこないじゃんという、我々の思い込みを、痛快に突破してくれているところが
めちゃくちゃイノベーターだなあとつくづく思いました
そしてその大切なことは、それを実現したいという、成瀬のパッションの源が強烈にあるというところかと思います
周りがいろんなことを言ってることを意識してはいるものの、自分の思うことを第一に大切にする
そんな生き方が、みんなやりたいと思っても、なかなかできないよあーというところから、でも、成瀬だってやってるんだから、私にだってできるんじゃない?
という勇気に変わってくる
本当に実現手間切るかどうかはわからないけれども、そんな生き方や生き様をしているイノベーターは、周りに勇気を与える存在なんだなと
改めて思わせて頂きました
ほとんどの人は笑うことになるかもしれない
それでも、そんな人がいるから、進化があるし、それに続く人もでてくる
そんな存在なるのは、素敵なことだなあと
思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:本:成瀬は天下を取りにいく 発行 2023年3月17日 著者 宮島未奈発行所 株式会社新潮社
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/RmtFNmNKmiY
200歳まで生きるノベーション(1117回)