#016「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと(清田隆之さん)」から考えたおっさんズの課題/文筆業四十路のふたり

リリース日:

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと(清田隆之さん)という本を、サナダさんが読んできました。
桃山商事というコイバナ収集ユニットを運営している清田さんは、1200人以上のコイバナを集めてきた方。
今回の本は、男性たちからお話を聞いて見えてきた課題についてまとめたもの。

この人の本を読んでいてサナダさんが感じたのが、
『生身の自分でいられる場所の重要性』と『ビジネス偏重の男社会』。
四十路の我々もそうですが、社会的な肩書や立場から離れて、生身の自分で話ができる相手や場所が得づらくなる。
それがたとえば、だれかれ構わずマウンティングしてしまったりとか、極端な考えに繋がっているんじゃないか。
サナダさん自身のことを振り返ってみても、会社勤めしていたころは辛いこともあったそう。
マネージャーという立場上、上司からの要求、部下からの突き上げに挟まれて。
家庭の中にも言えないのでやり場のない感じになっていく。
そんな役割に過剰に適応しようとした結果、素の自分が出しづらくなることもあるんでしょうね。
だからこそ、意識的にその役割意識をほどける時間や場所が必要なんだろうと思うのです。
たとえばこのPodcast「四十路のふたり」もそんな役割を明確に負っています。
ホシノにとっては、たとえ締め切り間近だったとしても、収録という名の生身の会話の機会は死守する。というレベルの優先度です。

また、話は飛んで『恋愛市場』の話へ。
サナダさんは、ここ10年程恋愛市場という言葉を聞くようになったそう。
恋愛はマーケットってことは、恋愛に売り手買い手がいる?出会いにもお金がいる?
などと考えると、自分たちの時代とは何かが変わったな、という感覚を抱く様子。

思うに、おっさんズはビジネスに寄りすぎて役割を離れたコミュニケーションを退化させてしまったのかもしれません。
「人との距離を縮めるには下ネタか悪口が一番」なんて言葉もあるみたいですが、
おっさんズは、人と人との距離を縮める手法をもっと知って、鍛える必要があるのかもしれません。

特に今回は出す言葉がすべて自分たちの身に降りかかる刃になるようで、話すのが難しい回でもありました。
終盤は自分のことを棚に置いて好き放題話してしまいましたが、なかなか難しい話題を扱いましたね。
いかんいかん、もう少し気楽な会話を心掛けましょう。
-----
コメントやPodcast、文筆業でのご依頼はこちらから→https://www.yosoji-2.com
noteも始めました→https://note.com
「四十路のふたりTシャツ」ができ、早速購入したところとても出来が良く、ホクホクしているホシノです。
2パターンありますが、ビッグシルエットver.がおススメです。
コチラからご覧ください。

---

Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/yosoji/message

#016「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと(清田隆之さん)」から考えたおっさんズの課題/文筆業四十路のふたり

タイトル
#016「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと(清田隆之さん)」から考えたおっさんズの課題/文筆業四十路のふたり
Copyright
リリース日

flashback