生を追求するノベーション(1067回)
米国アカデミー賞視覚効果賞、日本アカデミー賞7部門を受賞したゴジラ-1.0に、とてつもないイノベーションに感動しました
山崎貴監督曰く
"自分たちでやれることに制約があって、兵器もない民間人が、どうやって戦うかを描くことで、"今"の映画が生まれると思いました"
岸田一晃企画・プロデュース曰く
""命を賭して戦うことを求められてしまった時代"から、"市民が主体的になって生を追求する時代"への変化を、ゴジラと遭遇してしまった敷島という青年を通じて描くというコンセプトに辿り着きました"
ここから私は思いました
1、制限の中にこそイノベーションは生まれる
→兵器もない戦い方
2、民が主役への逆転の発想
→国に頼れない状況
3、生を追求する戦いへのブレイクザバイアス
→命を賭して戦うバイアスの破壊
イノベーションは制約の中にこそ生まれる、とはよく言われていますが、それはそこにおけるペイン課題感が大きいから、ということなのだなと、改めて思わせて頂きました
時代設定が最初のゴジラの出現よりも前の時代なので、当然、最先端兵器などはない時代に、どうやって戦うのか?ここがめちゃくちゃイノベーティブだなと感じさせて頂きました
そして、国家レベルの危機なので当然国が主体的に関わるということになるのですが、時代背景としてそれができない状態を作ったらどうなるのか?
民がやるしかないという、これは、思いもよらない逆転の発想だなあと思いました。でもだからこそ、新たな展開の可能性が出てくる、目から鱗が落ちる思いでした
そして、大きな敵には命を賭して戦うしかないという、バイアスを破壊しようとする試みに、深く胸を打たれました
争いは命を賭してやるものだということに対する、敢然と立ち向かう、生を追求する戦いなのだ、というメッセージは、今の世界にも深く刺さるブレイクザバイアスだなあと、思いました
これまでのゴジラも素敵でしたが、このゴジラは別格の作品だなと、感動に震えました
戦いの映画なのですが、あくまでも
生を追求するノベーション、な素敵なお話だったと
神木隆之介さん、浜辺美波さん、山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんなどなど皆様、俳優の皆様も本当に素晴らしかった
そんな話をしています^ ^
参考:映画:ゴジラ-1.0ホームページ、パンフレット https://godzilla-movie2023.toho.co.jp
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/b0irseCVbRA
生を追求するノベーション(1067回)