挑戦を増やすために失敗のルールノベーション(1051回)
楠木建さんから伺った吉越浩一郎さん(トリンプ・インターナショナル・ジャパン代表取締役社長)のお話に考えさせれられました
"店舗を新たに出すとき、まず考えなければいけないのは立地でも家賃でもない。閉店のルールだ。
一定のルールを満たしていない店は月に一回の「閉店会議」で問答無用で閉店する。
うちでは閉店資金が毎月積み立ててある。いつでも店を閉められる。
ある意味で失敗を認めている。失敗がルール化されていれば、思い切って川に飛び込める"
ここから私は思いました
1、失敗のルール化
2、多産多死
3、大義は諦めない
大きな組織で失敗を認めるためには何が必要なのか?について大きな示唆をいただいた気がしました。
失敗を容認する仕組みとしては、社長からメッセージを出す、インセンティブに組み込む、ブランディングをする、などいろいろあると思うのですが
辞める時のルールを明確にする
というのは、とても重要だなと思いました
各々の案件にに対して、撤退基準を決めて進めるということは、自分もやっていましたが
とかく、その撤退基準を少しずつ後ろ倒ししてなんとか延命するということもなん度もやってた記憶があります笑
それを社長から全社的な基準を決めて伝え、かつそれは挑戦を奨励するためにこれでいくのだと宣言するというのは、経営としての大きなメッセージになるなと思いました
そして、それは、イノベーションを生み出す原則としての、多産多死を仕組みとして作り上げる仕組みにつながるかと思いました
ただ、一つ気になるのは、成功した経営者が必ずいう、諦めなかったから、との関係です
失敗ルールを厳格化する、というのは、諦めない、ということと矛盾するんじゃないか、ということがあるかと思うのですが
これについては、大義は諦めない、そのために沢山の失敗をしていく、そういう関係なのかなと思いました
これは大きな組織じゃなくても、使えるお話かと思って、たとえば個人で何かに挑戦する時も、この失敗のルールを決めておくっという手もいいかと思いました
自分の場合、振り返ってみると、ずーっとやってる英会話レッスンとか笑?このYoutubeも?笑
自分時間は限られてるので、何か基準を決めてやるやらないを決めることも大事だなあとおもいました。
とはいえ、全てがそれになるわけではなく、プロセス自体が自分にとっては大事なこともあるので、そこは分けた方がいいなとも思いました
挑戦を増やすためには
失敗とは何かを決めるということである
挑戦を増やすために、失敗のルール化をする
挑戦を増やすために失敗のルールノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:本:ストーリーとしての競争戦略 発行日2010年5月6日 著者 楠木建 発行 東洋経済新報社
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/BjUp-v2-w_g
挑戦を増やすために失敗のルールノベーション(1051回)