絶頂期に全てを捨てるノベーション(1164回)

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石角完爾さんから、ユダヤの皆様の最古で最大の議論書タリムードより、イノベーションの真髄を教えて頂いた気がしました

曰く
"ヘブライ聖書によれば、ユダヤ人の始祖であるアブラハムは、ある時、「レハレハ」( すべてを捨てて新しい土地へ行け )」と、神から告げられた。

父の土地を捨て、親から引き継いだ豊かな生活を捨て、全く新しい土地に行き、もう一度ゼロから始めなさい、と。

同じところにとどまるのではなく、自分の場所を離れて、新たにすべてを始めることを神はアブラハムに命令したのである"

ここから私は思いました
1、進化思考
  適応と進化
2、全てを捨てる勇気
  成功体験
3、タイミング
  絶頂期

これを伺いまして、太刀川さんの"進化思考"を思い出しました。親から引き継がれた豊かな土地を捨てて、新しい土地へ向かう、ということは、適応を一生懸命やったら、それを捨てて強制的に新たな進化へ向かえという教えなのだなあと思いました

また、もう一度ゼロから始めるということは、全てを捨てる勇気を持て、ということなのだなと。

これは、イノベーションの世界でいうと、クリステンセンさんのイノベーションのジレンマのように、過去の成功体験が、イノベーションを阻害するということの戒めになるのかもしれないと思いました

さらに、全てを捨てるタイミングはいつなのか?という問いについては、絶頂期であると。なぜならば、絶頂期だからこそ、ヒトモノカネが1番充実している時だからだと

これはいうのは易しですが、行うことはとても難しいことだなあとつくづく思いました。

しかし、ここまで、徹底してやるからこそ、ユダヤの皆様は、既存の既得権益を壊すような、とてもディスラスティブなソリューションを生み出せるのだなと思いました

どうしても既存の強みを活かすようなソリューションを考えるというのが常套句と思ってしまうのですが

人類と適応と進化を強制的に回すためには、絶頂期にこそ、全てを壊して、次の世の中にないものを作っていくという繰り返しをすることで

中長期的に永遠に生きていくことを目指せるのである

絶頂期にこそ全てを捨てるノベーション

これは、ゼロイチのイノベーターには、むしろ当たり前の考え方なのかもしれない

そんなことを思いました^ ^

参考:本: 集英社eビジネス書 ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 著者 石角完爾 2019年1月31日発行  株式会社 集英社

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/DDrqPrnunug

絶頂期に全てを捨てるノベーション(1164回)

タイトル
信じるものベーション(1050回)
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