あえて「場」をまとめないノベーション(1072回)

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哲学者ローティさんの言葉に考えさせられました。

曰く
"場をうまくまとめるためには、「場」をまとめないことです。ローティ哲学の要約"

ここから私は対立を解消する方法について思いました。

1、"クラブ"と"バザール"
→アウフヘーベンに次ぐ対立を解消する方法
2、最低限のルール
①リスペクト
②今を生きる

"クラブ"と"バザール"はローティさんの言葉ですが、クラブ的な価値観の似た人々の集団と、バザール的な全く価値観の違う集団の考え方をわけた方が良いというのはとても腑に落ちました

そして、バザール的な集団には、多様な価値観があるため、それを強いものが自身の価値観に押し付けることが気づかないうちにも起こっているというのも、改めて気付かされました

これは、対立するものを否定せずに第3の道を模索するアウフヘーベンと同様に、さらに多様な価値観の集団を対立のない形にしていく考え方としてありだなと思いました

そのためには、最低限のルールが必要であるということを伺い、どんなルールがあったら良いのかというところも、考えてみました

ひとつは、多様な価値観の人達へのリスペクトかなと。各々の価値観には正反対のこともたくさんあると思うのですが、それを面白いと思えるかどうかがすごく大切かと思いました。

どっちが上とか下とか、雇い主と雇われ主とか、力が強いとか弱いとか、それがリスペクトをなくす原因にはなり得ないと思えたらいいなと

もう一つは、今を生きるということ、もあるかと。もちろん、先人の思いや歴史的に積み重ねてきたことはあるし、大切にする必要はあるとは思うのですが

ヘラクレイトスがいうとおり、万物は流転する、ということかすると、それも時代で変わっていくものと捉えられたなら、過去の出来事や未来の子供達のことはそれとして、今を生きることを1番大切にすると

各々がバザールで、この今、どう生きるかを、考え合って、協力していくことができるのかもなあと

そんな風にうまく行くようなら誰も苦労はしないとも言われそうですが、まずは、大義を作ってみるということころから、考えてみました

最後にあるのは、それを打ち破る人が出てきたらどうするのか?問題があるのですが

これは、以前お話ししたジーンシャープの
"非暴力闘争は独裁者が得意とする戦いの土俵からおり、土俵そのものを無効にしてしまう戦いなのです"
が一つの答えかと思いました

これも、先のリスペクトと、今を生きる、とは同じ方向性を向いていることかなと思いました

あえて「場」をまとめないノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考: ロッチと子羊 72)学生寮編(1) 初回放送日: 2024年3月14日 https://www.nhk.jp/p/ts/N9GR16WRR6/episode/te/8RMQJ68NG5/

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/KKdX86LOnf0

あえて「場」をまとめないノベーション(1072回)

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