#76 プログレと僕ら/空を見上げるということ:月食

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小学生の頃、熊本市内から小一時間くらい車で走ったところにある天文台に何度か連れて行ってもらっていたのをこの回を編集しながら思い出していました。雲ひとつない快晴の休日の昼は、それだけで夜に星がキンキンに見えるような気がして、今はもう感じられないほどの、それこそ宇宙に行くくらいのワクワクに包まれていて、そんな日は何故か、結構な確率で親が天文台に行こうと提案してくれた覚えがあります。開けた郊外の幹線道路を抜けて、従兄弟が住む街の近くを抜けて、九州自動車道の下を抜けると着く。大抵はかなり寒い夜で、厚着をして、少し怖いくらい暗い古墳の中の駐車場に車を停める。そして日が沈むまでの本当に、本当に美しい空をみていました。その時の空の色とかは覚えていないけど、本当に綺麗だったというそのことだけは、あまりに強烈に覚えてます。弟と、なんか理由はわからないけどその古墳のあたりを走ってた瞬間の鼻に入る冷たい風のこととかも。天文台の中で灯る赤いライト。西の空で光る宵の明星と木星、ニュートン式反射望遠鏡。メガネかけた天文台長。その辺の地元の子たち。

放送曲:foggy in my mind/jin yamaguchi

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#76 プログレと僕ら/空を見上げるということ:月食

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