新たな楽器を創発するノベーション:第三弾(1137回)
いよいよ第三弾は、プロトタイプから製品化への茨の道のりと、それをどう突破したのか?イノベータ雄一さんの真骨頂を伺うことができます!
一緒に打ち震えてください!
ついにプロトタイプを手に入れた雄一さんは、それを手に国内最大級の音楽系イベント、さらには世界最大級の音楽系イベントに出展していきます
そこで実際に触る人の表情や、使う人の目線などを見ながら、改善、アップデートポイントを着々と手に入れて
また、アカペラの仲間への紹介で、よくあるペインとして歌が得意な人は、意外と楽器が苦手というターゲティングなど
これはまさに、現場100回と仮説検証を回すリーンスタートアップそのものを実践していかれたのだなあと思いました
そして、現場での自らの確実な実感として、これはいける、との思いが、製品化への決断をさせたとのことでした
さて、ここからが実は一番大変なフェーズになってくるわけですが
よくイノベーションの世界でPOCまではいくけど、実際のビジネス化ができないという悩みを多く聞くのですが、雄一さんはどうやって乗り越えたのか?
雄一さんは、製品化を決断してからは、マンションを賃貸へ変え、自動車も軽自動車へ変えて、いよいよ本気モードで資金調達に奔走するのですが
実績のないベンチャー企業には、誰も必要額を貸してくれないという大きな壁にぶつかったそうです
それでも、自らが主体的に動くために、出資はできるだけ避けた方法をとりたかった
また時期もコロナが真っ盛りで、銀行窓口も多忙で回っていなかった時期でもあったとのことです
八方塞がりの中、雄一さんがとった選択は、購入型クラウドファンディングだった
しかしながら、購入型クラウドファンディングの一般的な目標額が、必要額に全然合わないため、いくつかのクラウン°ファンディングでは実施できないという事態に
ところが、唯一、心意気を買ってくれるクラウドファンディング会社が現れて、実施することができるようになったのですが
10%分は広告費をかけることが条件となったため
なんと自らの生命保険の前借りをして、捻出して実施に踏み切り
SNSを中心とした広告もお金が減る中、ノウハウが溜まっていって
その結果、予想を遥かに超えるスピードで目標金額を達成し、製品化へ走り出すことができるようになった、とのことでした
この達成の背景には、雄一さんの消えないパッションとマーケティングノウハウやスキルもありますが
もう一つは、仲間の協力が半端ないということを感じました
実は、木のモックで提案していた時代に、現在の製品化を実施してくれた企業の社長にもプレゼンしていたそうで
改めてここまできましたという話をした時に、その社長がクラファン実施時に、成功したら製品化を約束するというニュースリリースまで出してくれていたという感動の話もありました
ここからわかるのは、雄一さんの仲間を呼び込み力、さらには仲間のパッションに本気の火をつける力、それが一番の凄さなんじゃないか、そんなことを思いました
明日は、いよいよ、第四弾、今後の展開についてです
お楽しみに!
参考:インスタコード・ホームページ
https://instachord.com
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/Ce2g_TItPtU
新たな楽器を創発するノベーション:第三弾(1137回)