友達が喜んでくれるノベーション(1096回)
大好きな糸井重里さんの歌詞の作り方について、めちゃくちゃ考えさせられました
"やっぱり友達が歌ってくれたりすると嬉しいですよね。そう思って作ってる気はする。
その親しい僕のこと知ってる人が、「お前いいの書くな」っていう、そういう感じでカラオケで歌ってくれるみたいな
そこの出来上がり図の方から、逆算してる気がしますね"
ここから私はモノ作りの極意について思いました
1、出来上がりから逆算
2、皆じゃなくて身近な1人の熱狂
3、喜びを直接みる喜び
アイディエーションをやる際に、よくニュースリリースを作りましょう、というセッションをやる事がありますが
糸井重里さんの、出来上がりから逆算するというやり方は、これにも通じるものかもなあという気がしました
プレゼンでも、最終的なゴールを設定して臨むというセッションをやりますが、その際に重要なのは、そのプレゼンが聞いた人の心を打った、ということではなく
実際の行動変容として、どんな行動変容が起きることをゴールとするか、と意識することで、全く違うプレゼンになるということもあります
糸井さんのいう逆算のゴールは、まさに友達がカラオケで喜んで糸井さんの歌を歌う、という行動変容を目指す、という意味で、めちゃくちゃわかりやすいゴール設定と逆算手法だなと思いました
そして、その行動変容をするのは、ありがちな、皆んなの幸せを目指します、的なものではなく、趣味嗜好も好き嫌いもよく知ってる友達であるということも本当に素敵と思いました
たくさんの想定されるターゲットなんかじゃなくて、まずはよく知ってるあいつが熱狂してくれること
イノベーションの世界でも、潜在ニーズをいかに顕在化させるかというときに、まず1人の熱狂的な信者が現れる、というとこが導火線になって、そこから燃え広がるという事があると思います
B2Bにおいても、POCをやる際には、必ず熱狂的なお客様のあの人が、口から泡吹きながらやりたい、と入ってくれてるかどうか、を次のステップの目安にしたりします
明確なターゲットを熱狂させてるか?これが一つのイノベーションの秘訣というところにもとても共感しました
さらには、自分が作り上げたものを、使ってくれる人が喜んでる姿を直接感じられるというのも、モチベーションという観点ではとても大切と思いました
私が独立した理由の一つもここにあって、どうしても大きな組織の中では、特にマネジメントなどになっていくと、自分の成果を実感する機会が少なくなって
モチベーションを保つのが難しくなってくると感じたこともありました。独立して自らが全てをやる形になると、大変な反面、成果が直接感じられるというところがいいなあと思うこともあります
そういう意味では、モノづくりやイノベーションを創出するミッションの人たちには、自らが良いものも悪いものもその成果を実感できる、というモチベーションの機会がある事が大事なんだなと改めて思わせて頂きました
糸井重里さんの言葉からは、逆算のゴール、身近な熱狂、直接喜びに触れる、これがクリエイターの極意の一つなのだと、勝手に思わせて頂きました
一言で言えば、友達が喜んでくれるかどうかなんだよ、と糸井さんの笑顔が浮かびました
友達が喜んでくれるノベーション
めちゃくちゃ勉強になりワクワクさせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:ワルイコ集まれ 83)稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と学ぶ教育バラエティー 初回放送日: 2024年4月9日
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/EM3W5uOXCXc
友達が喜んでくれるノベーション(1096回)