お陰様から始まる情熱ノベーション(1177回)
時代小説家の車浮代さんの蔦重の言葉に、江戸文化のイノベーティブな面を改めて教えて頂きました
"日本には古代から、『八百万の神々』信仰がある。
お天道様を始め、火や水や米など、万物に神様が宿っているという多神論だが
『お陰様』に感謝するということは、目の前にいる人だけでなく、その人を形成した親や先祖、八百万の神々に感謝するということで
『今日様』に感謝するということは、この瞬間から始まる未来に感謝するということだ。"
ここから私は思いました
1、感謝から始まる
2、情熱に沿って生きてるか
3、感謝と情熱のループ
現代の我々でも、どう最近?みたいな時に、お陰様でなになに、という言い方は普通にするなと思ったのですが、とても面白いと思ったのは、まずは感謝から始まるのが、日本古来の文化なのかなという点でした
もちろん、パッションバリバリだぜ!でもいいと思うのですが、何か心の中から出てくる言葉では、お陰様でと言っちゃうのは、今の自分があるのもみんなのおかげだからさ、という気持ちが根底に流れてるのかなと、それはとても素敵なことだなと思いました
そして、あまり使わないのですが、今日様、という言葉は、ある意味、お天道様と同じような言葉とのことなので、今この瞬間、お天道様に感謝できる、恥ずかしくない生き方してんのか?と言われているような気がしました
そうすると、それは、自らの情熱に沿った生き方してんのか?ということと同じようなことになるなと思いました
自らの情熱をかけることから始まって、仲間とともに、大義を実現するのが、イノベーター3つのフレームですが
その先には新しい価値を誰かに生み出すことになるので、そこからまた感謝のループが始まるなと思いました
つまり、感謝から始まり、情熱の源に基づき価値を作って、そしてそれは感謝を生み出して行く、こんなループが、幸せな気持ちを生み出してるのかもなと
江戸時代の皆様は、それがわかって、お陰様と今日様、を使ってたのかと思うと、日本古来の文化は素敵だなと思いました
お陰様から始まる情熱ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 蔦重の教え 電子版 2018年3月30日 version1.0発行 著者 車 浮代 発行所 株式会社飛鳥新社
お陰様から始まる情熱ノベーション(1177回)