Yoga Sutra of Patanjali 1.5 | Suffering 苦しみを生むもの

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1.5  Vṛttayaḥ pañcatayyaḥ kliṣṭākliṣṭāḥ.
       Vṛttayaḥ pañcatayyaḥ kliṣṭā (kliṣṭāḥ)-akliṣṭāḥ.
kliṣṭāḥ 苦しみの原因となるもの
akliṣṭāḥ 苦しみの原因とならないもの

移り変わるこころ、マインドの働きは、5つあり、それらは、苦しみを生むものと苦しみを生まないものに分かれます。

ここまでご紹介してきたようにパタンジャリのヨガスートラには、ヨガの本質を表す言葉が綴られています。そのため「格言集」と呼ばれることもありますが、名言やことわざを集めたものではなく、読む人が自分自身について段階的に理解を深められるように、その人のペースで実践できるように、巧みに編纂されています。

たとえば、第一章は、出家してヨガを学ぶ人に向け、第二章は、家庭生活を送る一般人に向けだった、などと言われますが、ヨーガ・スートラが編纂されたのは、いまから2000年も前のこと。詳しい時期や作者の詳細は分かっていませんが、悠久の時を経て、現代を生きる私たちに愛読されたり、研究されることになるとは、当時の人々思いもよらなかったでしょう。

これまでのエピソードでは、パタンジャリのヨガスートラの第一章1節から4節までをご紹介してきました。ヨガの目的、また、こころ本質について。きょうご紹介する5節目からは、移り変わるこころ、マインドの働きを意味するVrttiについて具体的な解説が始まっていきます。5節をご紹介したあとに、第一章の1節から通しで音読していきます。とても短いスートラばかりです。前後関係も確認しながら、音読にチャレンジしてみてください。

Yoga Sutra of Patanjali 1.5 | Suffering 苦しみを生むもの

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Yoga Sutra of Patanjali 1.5 | Suffering 苦しみを生むもの
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