Yoga Sutra of Patanjali 1.32 | eka-tattva 専念するこころ

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パタンジャリのヨーガスートラ第1章の30節と33節は、とても有名なスートラです。
30節で定義されるアンタラーヤー(妨げ)は、ちょっとしたきっかけから雪だるま式にはまっていくような悪循環、内的な負のサイクルでしたが、マイトリーカルナーで始まる33節では、内なる知性を生かしながら、どのように外の世界と関わっていけるのかが具体的に指南されます。その前に今一度、修練のあり方について言われるのがこの32節です。
32. Tatpratiṣedhārthamekatattvābhyāsaḥ.
Tat  これらの妨げ(アンタラーヤー)
pratiṣedha 回避する
artham 目的を持って
eka ひとつの
tattva 真実
abhyāsaḥ  修練、瞑想対象
6つの単語からなるスートラです。発音については、エピソードでご確認ください。
ひとつの真実を修練することで、それらを回避できます、つまり心の妨げとなるアンタラーヤーとその症状は、ひとつの真実に至るために修練することで回避できる。その修練とは繰り返し「オーム」を唱えることかもしれませんし、それぞれのやり方でイーシュヴァラ・プラニターナを実践することかもしれません。
どのようなやり方であったとしても、心をひとところに定め専念することで、自分自身に対する疑心暗鬼は消え去っていく。そして、次のスートラが提案するように、外の世界を健全に捉えることを可能にしていきます。

Yoga Sutra of Patanjali 1.32 | eka-tattva 専念するこころ

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Yoga Sutra of Patanjali 1.32 | eka-tattva 専念するこころ
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