Yoga Sutra of Patanjali 1.27 | Ōṃ 聖なる音節と思慮深くあること

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パタンジャリのヨーガスートラ第1章の23節から29節までイーシュヴァラの定義が続きます。その後半、27節から29節まではマントラについて述べられます。
マントラというとガーヤトリーマントラのように詩節を伴う 長いものを想像するかもしれませんが、ヨーガスートラには 特定の神の名前や、特定の神を讃えるマントラは出てきません。唯一出てくるマントラは、詩節ではなくより単純な音節からなるオームという響き。まずスートラを音読してみましょう。
1.27. Tasya vācakaḥ Praṇavaḥ.
tasya タッスィヤ 
それは(イーシュヴァラは)
vācakaḥ ヴァーチャカ(フ) 
の名で表現される
Praṇavaḥ. プラナヴァハ 
原初の音・聖なる音節 オーム
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それ(イーシュヴァラ)は、omの音で表現される。そんな意味を持つスートラです。
イーシュヴァラ・プラニダーナーは、聖なる音節オームに瞑想することだと解釈できますが、ここで注意したいのは、イーシュヴァラ=オームではなく、オームがイーシュヴァラの呼び名のひとつだということです。

Yoga Sutra of Patanjali 1.27 | Ōṃ 聖なる音節と思慮深くあること

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Yoga Sutra of Patanjali 1.27 | Ōṃ 聖なる音節と思慮深くあること
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