Yoga Sutra of Patanjali 1.19 | Samadhi 生まれつき瞑想的な存在とは

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ここまでに2つの瞑想のステージ、サンプラッジャータサマーディとアサンプラッジャータサマーディが出てきました。パタンジャリのヨガスートラの20節目からは瞑想の質や取り組み方が具体的に示されます。このエピソードでは19節をご紹介したあとに、1節から19節までを通しで、ゆっくりと音読してみましょう。
19. Bhavapratyayo videhaprakṛtilayānām.
Bhava-pratyayo (pratyayaḥ) videha-prakṛti-layānām.
bhava: coming into existence 生まれながら
pratyayo (pratyayaḥ): intention 意図・備わった
videha: bodiless デーハ(肉体)を持たない  
prakṛti-layānām: those whose absorption in prakrti 神々
生まれながらにサマーディの質を兼ね備えているのが(プラクティスを必要としないのは)、天使達や万物の根源である神々です。
【チャンティングのヒント】
文法ルールによって音が変わるところがあります。ポッドキャスト音声をご参照ください🔗
【MEMO】
Videhaとは肉体を持たない存在、そしてPrakrilayaとは、物質原理と一体化しているもの。神々や天使、このVidehaもしくはPrakritilyaは、生まれつき「サマーディ」の質を持っているという考え方です。例えば幼くして目覚めたものと呼ばれる人、ヨギー、生まれ変わり、聖人と呼ばれる存在もPrakritilayaに当てはまることがあります。

興味深いのは、それは意図でなく結果であるということ。過去生で修練を積んだ結果であり、立候補したり、努力を積み重ねたり、自ら名乗ってなれるものではないのです。では、肉体を持った私達が、意図して瞑想を深めるためにはどんな質を養っていくべきなのか?どのような方法があるのか?などについて次のスートラから紹介されます。

Yoga Sutra of Patanjali 1.19 | Samadhi 生まれつき瞑想的な存在とは

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Yoga Sutra of Patanjali 1.19 | Samadhi 生まれつき瞑想的な存在とは
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