Yoga Sutra of Patanjali 1.18 Samadhi 静寂と共にある瞑想

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アサンプラッジャータ・サマーディ 静寂と共にある瞑想

18. Virāmapratyayābhyāsapūrvaḥ saṃskāraśeṣo'nyaḥ.
Virāma-pratyaya-abhyāsa-pūrvaḥ saṃskāra-śeṣo (śeṣaḥ)-anyaḥ.
virāma: 休止 cessation
pratyaya:  意図・原因 cause, intention (ref: Sutra 1.10)  
abhyāsa: 繰り返しの実践 practice
pūrvaḥ:(実践)によって  preceded by
saṃskāra: サンスカーラ・心に刻まれた過去の印象(記憶)impression left by action done in the past, which conditions future action
śeṣo (śeṣaḥ): 残り remainder
anyaḥ:  もうひとつの other
実践(瞑想)によって心の静寂が深まると、もうひとつの集中状態、アサンプラッジャータ・サマーディが起こります。ここでは心はサンスカーラと切り離された状態ではありません。

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サマーディの1つ目の定義として前回のエピソードに登場した、サンプラッジャータ・サマーディの、サンプラッジャータとは、はっきりと自分を理解するという意味。たとえばあるグナが優勢になっているとき、心、体、感覚をつぶさに観察し、どこでなにが起こっているかを識別し、現状を俯瞰できるような瞑想的な集中状態です。
この自分を俯瞰する瞑想によって内省を深めることができます。私は何にもっとも影響を受けているのだろうか。それはなぜだろう。本当の私は、自分のハートを何につなぎとめておきたいのだろうかなど。
今日ご紹介するスートラでは、サンプラッジャータ・サマーディが深まった状態、頭に打ち消しを表す接頭語「ア」をつけたアサンプラッジャータ・サマーディについて定義されます。識別すべき領域を超えたところにある静寂の瞑想。今日はすこし発音に注意しながら音読してみましょう。

Yoga Sutra of Patanjali 1.18 Samadhi 静寂と共にある瞑想

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Yoga Sutra of Patanjali 1.18 Samadhi 静寂と共にある瞑想
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