与党・民進党が負けた本当の原因(第1回)、内側から見た2022年台湾統一地方選挙(2023年1月20日台湾通信webradio)

リリース日:

2023年1月20日台湾通信webradio 【与党・民進党が負けた本当の原因、内側から見た2022年台湾統一地方選挙(第1回)】 ――星友康さんの非法律講座 このインタビューは、全3回でお届けしています。今回は第1回です。 2022年11月26日に投票が行われた台湾の統一地方選挙で、与党・民進党は大敗しました。 台湾の自治体は全部で22あります。改選前は最大野党・国民党が14、与党・民進党が7、もう一つの有力野党・台湾民衆党が1でした。実は、前回も民進党は大敗しています。 今回の選挙結果は、国民党14、民進党5、台湾民衆党1、無所属2(いずれも国民党系)です。つまり、民進党は、改選前の7からさら2減らして5に終わり、前回に輪をかけた敗北となりました。 日本ではこの結果を意外に感じる人が少なくありません。日本では、中国大陸に対抗して台湾独立を目指しているとのイメージが強い蔡英文総統と与党・民進党に好感を持つ人が少なくないようですが、その民進党が地方選挙とはいえ大敗したわけですから、日本では確かに理解しにくいと思います。しかし、この結果は、台湾では多くの人の予想通りでした。 なぜ日本と台湾の間では、これほどの認識のギャップが生まれるのでしょうか。なぜ与党・民進党は、これほど負けたのでしょうか。その本当の原因はどこにあるのでしょうか。この結果は、次の総統選挙に間違いなく影響を及ぼします。 次の総統選挙は2024年1月に投票が行われる予定で、あと1年を切りました。次の総統選挙では、現在の蔡英文総統は任期満了で退任します。日本で「台湾有事」に関心が高い中で、次の総統選挙は台湾の行く末を大きく左右することになります。それは、日本にも間違いなく影響を及ぼすことになります。その台湾を理解するには、先入観を捨てて、台湾の人たちの選択をじっくり見つめ直すことが必要だと考えます。 その時大切なことは、台湾の内部で何が起きているのかを正確に理解することです。そうした中で、今回お話をうかがった星友康さんは、台湾の内部事情を語る最適任者です。台湾に30年住み、台湾大学法学部に学び、博士号を取得予定です。 星友康さんが特別なのは、裁判官、検察官、弁護士など司法に関わる人たちの先生を務めていることです。台湾と日本の法律を比較する授業は、大変に人気があると聞きます。司法関係者だけでなく、立法委員(国会議員)、政府関係者、企業関係者などとも日常的にお付き合いされています。政治的には、決して特定の立場を持っているわけではなく、与党・民進党、最大野党・国民党をはじめとして、各政党の関係者と、広く付き合いがあります。 遠く外国から台湾のだけ表面を見ている人とは違った角度から、台湾の当事者として、生々しい、リアルな台湾を、政治的に台湾の特定政党の立場なしに、あるいは反中、親中の立場なしに語ってくださいます。 【星 友康(ほし ともやす)さんのプロフィール】 1971年生まれ 1993年9月から台湾在住 ■学歴 台湾大学法学博士取得予定 ■専門 知的財産権(特許法、著作権法) このエピソードへのコメントを教えてください https://open.firstory.me/user/ckzuv0igg0edi0924qk6rd3e7/comments Powered by Firstory Hosting

与党・民進党が負けた本当の原因(第1回)、内側から見た2022年台湾統一地方選挙(2023年1月20日台湾通信webradio)

タイトル
与党・民進党が負けた本当の原因(第1回)、内側から見た2022年台湾統一地方選挙(2023年1月20日台湾通信webradio)
Copyright
リリース日

flashback