ウェッブ宇宙望遠鏡が原始星周辺の氷の粒から複雑な有機化合物を発見

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「ウェッブ宇宙望遠鏡が原始星周辺の氷の粒から複雑な有機化合物を発見」 私たち生命の起源を宇宙の視点から解明することは、宇宙生物学の目的のひとつかもしれません。ビッグバン以降、水素やヘリウムといった軽元素が生成され、核融合や超新星爆発などの天体現象を通じてさまざまな原子や分子が誕生していきました。これらの過程で生じた炭素を含む有機化合物は、生命の基本的な構成要素となります。そのため、有機化合物から生命が誕生したシナリオを宇宙の歴史の文脈で作り上げることは、地球以外の惑星に知的な生命体が存在するのかを考える上で重要なヒントとなりえます。関連記事・生命が誕生しえない宇宙は存在するか? マルチバースがハビタブルな条件を明らかにする(2023年3月29日)オランダ・ライデン大学のW. R. M. Rocha氏らの研究グループは、「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡を使い、原始星「IRAS 2A」と「IRAS 23385」の周辺から、エタノールや酢酸といった複雑な有機化合物を含む氷の粒を発見したという論文を発表しました。

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