15年前から地球を周回し続けるロケットの一部 アストロスケールの実証衛星が撮影成功

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「15年前から地球を周回し続けるロケットの一部 アストロスケールの実証衛星が撮影成功」 株式会社アストロスケールは2024年4月26日、同社の商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」で撮影した観測対象のデブリの画像を公開しました。同社によると、スペースデブリ(宇宙ごみ)に接近して近距離で撮影した画像が公開されるのは世界初となります。【最終更新:2024年4月29日10時台】こちらが公開された画像です。写っているのは2009年1月に温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」を打ち上げた「H-IIA」ロケット15号機の上段(2段目、全長約11m・直径約4m・重量約3トン)で、打ち上げ後は大型デブリとなって地球を周回し続けています。ADRAS-Jはデブリ除去の新規宇宙事業化を目的としたJAXAの取り組みである「商業デブリ除去実証(CRD2)」の実証衛星です。CRD2は大型デブリへの接近・近傍制御と情報取得を実証するフェーズIと、大型デブリの除去を実証するフェーズIIの2段階に分かれています。ADRAS-Jは2022年3月にフェーズIの契約相手方として選定されたアストロスケールが開発と運用を担っており、日本時間2024年2月18日夜にRocket Lab(ロケットラボ)の「Electron(エレクトロン)」ロケットで打ち上げられました。

15年前から地球を周回し続けるロケットの一部 アストロスケールの実証衛星が撮影成功

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【更新】スペースX、スターシップの第3回飛行試験を日本時間3月14日夜に実施へ
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