Yoga Sutra of Patanjali 1.10 | nidrā 深い眠りと意識の根源
パタンジャリのヨガスートラ、1節から10節を通しで音読します。ここまではまだ短いスートラばかりです。ぜひチャレンジしてみてください。
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前回のエピソードでは、Vikalpa イマジネーションについてご紹介しました。イマジネーションは、自分のなかで現実のものではないなにかを生み出す力のこと。あえていえば苦しみの原因になりますが、正しく取り扱えば私たちの精神的成長を助けるきっかけになるというものでした。 今日ご紹介するのは4つ目の心・マインドの働き、Nidra 深い眠りです。
Dream Yoga、Yoga Nidra, Naada Yoga, そしてAsanaを用いたHatha Yoga。これらはすべて五感を鎮めるのに役立つだけでなく、意識の根源、CHITに繋がるための実践法です(CHITについては、Espisode 4を参照ください)
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10. Abhāvapratyayālambanā vṛttirnidrā.
Abhāva-pratyaya-ālambanā vṛttir (vṛttiḥ)-nidrā.
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abhāva: a+bhava, non-existence, non-becoming 存在しない
pratyaya: prati(towards) + aya(going) thought, intention 思考・意図
ālambanā: basis 根拠
vṛttir (vṛttiḥ): pattern 心、マインドの働き
nidrā: sleep 眠り
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(深い)眠りとは、知覚を伴わないマインドの働きです。
Yoga Sutra of Patanjali 1.10 | nidrā 深い眠りと意識の根源