【A106】農村の終焉
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【A106】農村の終焉 時間:211分 音質:3 ジャンル:情況 講演日:1987年11月8日 主催:雑誌「修羅」同人 場所:長岡市北越銀行ホール 収載書誌:弓立社『吉本隆明全講演ライブ集 第5巻』(2002年) 音源について 音源は主催者提供だが、 客席から録音されたもの。 世の中ではこの講演の前年 1986年から開かれた ウルグアイラウンドの 農業貿易自由化をめぐる 議論があった。 講演より 農村を守るという論議のなかには、 非常に切実な問題が含まれているのです。 一種の文明の必然、文化の必然、科学の必然というもの、 そういう必然はいかようにも止めようがないんだけど、 それにも関わらず、 理不尽な絶滅のしかたはしたくないとか、 理不尽な交代のしかたはしたくない、 そこにどういう活路を求めたらいいのかという問題は、 ものすごく切実な問題だし、 当事者だったらなおさらそうなのです。 だからその問題は、もう完全に問題としてあるので、 それは大いに論議されるべきだけど、 「都市の野郎があんなこというのは むちゃくちゃじゃないか」 「とんでもねえ野郎だ」とか 「農村を知らないんだ」とか、 そういういい方での対立のしかた、 論議のしかたはあまり意味はないと思います。
【A106】農村の終焉