【A042】竹内好の生涯
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【A042】竹内好の生涯 時間:171分 音質:4 ジャンル:文学 講演日時:1977年10月1日 主催:山口県内吉本さんを呼ぶ会 場所:山口県立図書館レクチャールーム 収載書誌:弓立社『超西欧的まで』(1987年) 音源について 山口県内の有志が催した講演会。 音源は主催者提供。 クリアに収録されているが 音質のよいものをつないだため 途中で音質が若干変わる。 竹内好氏は本講演の 半年前に亡くなった。 講演より 僕はある時期から、竹内好さんと、 理念的には同じからざる道を歩んだように思います。 けれど、竹内さんの「思想の肉体」はたいへん好きでした。 そういう意味では自分と本当は よく似たところがあるのではないかと思います。 ひとりの思想家が、生涯において成しうることは たいしたことはありません。 しかし何がためにひとりの思想家は ある時代に存在し続けるかと考えてみますと、 「自分が一刻も頭から去らないほど 労苦して考えに考え抜いてやっとつかまえたもの」 が、後の世代の人たちにとって、 何となく自然に身につけている、 その地点に出会うためです。 それが、ひとりの思想家が生涯にわたって 存在し続けることの意味だと思います。 竹内好さんの思想は、そういう徒労に値するものとして、 今後本格的に検討されることを信じて疑いません。 この講演のテキストを読む
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