【A033】フロイトおよびユングの人間把握の問題点

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【A033】フロイトおよびユングの人間把握の問題点 時間:140分 音質:2 ジャンル:思想 講演日時:1975年10月11日 主催:山王教育研究所 場所:山王会館(国電大森駅ビル4階) 収載書誌:弓立社『知の岸辺へ』(1976年) 音源について 山王教育研究所が主催する 「山王サイコセラピーセミナー」 の講演。 め周辺のノイズが入っており、 音質はあまりよくない。 講演より ユングは自伝のなかで、 フロイトとの決別の場面を象徴的に語っています。 それはばからしいといえばばからしいし、 たいへんなことだといえばたいへんなことです。 あるとき、フロイトとユングが超心理学の話をしていて、 いまの言葉でいえば超能力についてどう思うか、 とユングがフロイトにいうわけです。 それに対してフロイトは、それはお話にならないから、 まじめに相手にしない、みたいな感じで応対します。 そうしているうちにふたりがしゃべっているそばの本棚が ガタガタと揺れ出す。 ユングにいわせれば超能力的に そういうことが起こったんだけれども、 フロイトはそれを承認しない。 その現象は、テレビの茶番劇にもなりうるわけですけども、 それが人間の精神の解析について、 すぐれたふたりの巨匠を別れさせるきっかけにも なりうるという意味あいで、 決して無視することはできないことじゃないかと思います。

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