ep24-1 「読んでいない本について堂々と語る方法」(ピエール・バイヤールさん)

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24冊目に扱うのは、ピエール・バイヤールさんの「読んでいない本について堂々と語る方法」です。
ピエール・バイヤールさんはフランスで大学教授を務められる文学者。
翻訳は、フランス文学の研究者で京都大学名誉教授の大浦 康介氏がされています。
前回に引き続き、インパクトのあるタイトルですが、世界的にベストセラーになっており、30か国以上で翻訳されています。
 
読書は高尚・神聖なイメージを持たれることがありますが、著者のピエール・バイヤールさんは以下の3つの読書の規範からの方向転換をすすめられています。
・読書義務(教養のある人は立派な本を読まなきゃダメだ)
・通読義務(最初から最後まで読み切らなきゃダメだ)
・本について語る規範(ちゃんと読んでなきゃ語っちゃダメだ)
この3つの規範なんか気にせず、もっと気軽に自由に読んじゃったらいいよと。
 
また、読んでいない本について堂々と語るときの心構えとして、以下の4つをあげられています。
・気後れしない
・自分の考えを押し付ける・
・本をでっちあげる
・自分自身について語る
読んだ本から結論も勝手に変えてしまっていいというのはびっくりです。
 
とはいえ、こうした考えは、読書に対していろんな人の背中を押してくれているのではないでしょうか。
星野も、粟野さんのおかげで、常日頃から読んでいない本について堂々と語らせていただいておりますが、より堂々と語ることができそうです。
 
今回のキーワードはこちらです。
・読書・教養はプロレスである
・読書・教養は本と距離をとることである
・読書・教養はクリエーターになることである
 
詳しくは次回で説明しますね。
 
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