ep16-2 小田嶋隆さんについて

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2022年6月に亡くなられた小田嶋隆さんについて語るシリーズ第二回。

今回は、二つのテーマについてお話していきます。

・GQ Japanに寄せられた内田樹さんの記事
・小田嶋隆さんのセミナー「書き始めるための大いなる助走」


◎まずはGQ Japanの記事に関して
「半ズボン姿で世間に対峙できる人間になろうとした人」
内田樹さんは小田嶋隆さんをこう評しています。
たとえると「夏休みを終えてもアロハシャツ、半ズボンゴム草履のままで、受験モードに切り替わった周りから孤立してしまった高校生」が、「こっちに来て自然に生きなよ」と周りの窮屈そうな同級生を説得しているようだと。

コラムニスト・小田嶋隆が残した功績【追悼企画】──Vol.01:内田樹
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220627-takashi-odajima-tatsuru-uchida


◎粟野さんが参加したセミナーに関して
脳梗塞で入院された直後のタイミングで、頭に包帯ぐるぐる巻きで登壇され、セミナーの時間2時間をぶっ通しでお話されたそう。
言葉を尽くし、相手に届けようとする姿が印象的だったと。

新聞のように署名のない記事ではなく、できる限り自分を掘って見せていくこと。
情報を運ぶ船になるのではなく、船そのものを見せていくこと。
コラムとは視点の展開、世界観の逆転と言われていたように、自分ならではの世界のとらえ方を文章にするものである、と。


内田樹さんが、小田嶋隆さんは村上春樹さんと似ているところがある、と書かれていたようです。
それは自分を内面へ内面へと掘っていく傾向について言われていたのでは、と思うところです。

次回の第三回では、小田嶋隆さんの書かれた文章をいくつかご紹介していきます。
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