#40 神経科学者はマイクロプロセッサを理解できたのか?

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マイクロプロセッサという人工物の仕組みを、神経科学者は理解できるのか?という論文を紹介しました。エンジニア・研究者2人の視点から解析手法にツッコミを入れながら、「実験によるデータの積み上げの向こうに果たして脳の理解はあるのか?」という提起に繋がる、このナイーブながら刺激的な問いについて議論しました。
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Could a Neuroscientist Understand a Microprocessor? PLOS 2017 ... 今回紹介した論文
MOS 6502 - 今回 "実験動物" となる、1975年に開発された8ビットCPU。
Deep Q Network (DQN) - 深層強化学習。DeepMind による DQN のオリジナルの論文 (2015) では、ブロック崩しや Pong など昔のビデオゲームがタスクとして用いられた。
コネクトーム - "コネクトームは神経系のすべての神経細胞が接続することでできた神経回路の全体を意味する。本来は、ある動物個体、あるいはある動物種の神経系において、全神経細胞の接続の総体を意味する概念である。しかしながら、神経系の一部で神経細胞が化学シナプスや電気シナプスで接続された局所的な接続ダイアグラム(Wiring diagram)に言及する場合にも、しばしば使われる。"(脳科学辞典) 今回2人は主に後者の意味でのコネクトームに触れています。

Dynamical Approach
GPT-3 - OpenAIが2020年に発表した、深層学習を使用した文章生成言語モデル。
Explainable AI (説明可能なAI)
Konrad Paul Kording (第2著者)
テッド・チャン『息吹』 
AIの遺電子



#40 神経科学者はマイクロプロセッサを理解できたのか?

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