感情を受け取る時間とテンポで「間」をコントロール。漫画は「視線」で時間を操るエンタメだった! #94

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映像作品において、作中で登場人物たちが動いたり喋ったりしている時間と、観る人が受け取る時間とはほぼイコールになります。しかし漫画においては、読者次第で受け取る時間は大きく異なってきます。

だからこそ、漫画は「間」をコントロールして読ませていく必要があるのですが、これがなかなか難しい…。明確にポイントとなるのは「視線の移動」で、例えばセリフ位置の近い・遠いでは、遠いほうが間を感じさせます。他にも、セリフ・顔・小物などの配置バランスで、視線を誘導することは可能です。

さらにセリフやコマは足せば足すほど、物理的に視線はゆっくり進むことになります。しかし、そこで大切になってくるのは、読者に「感情を受け取るための時間」を与えること。その設定をミスしてしまうと、意図せぬ受け止められ方をしてしまうことも。

適切なコマ割りやセリフ配置によって、「時間を操るエンターテイメント」としての漫画について、今回は考えていきます!

感情を受け取る時間とテンポで「間」をコントロール。漫画は「視線」で時間を操るエンタメだった! #94

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感情を受け取る時間とテンポで「間」をコントロール。漫画は「視線」で時間を操るエンタメだった! #94
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