束ねた枝(イソップ童話)

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束ねた枝
イソップの昔話

あるところに絶えずケンカをしている息子たちを持つ父親がいました。
父親が何を言っても、言い争いはおさまることがありませんでした。息子たちはどれも機嫌が悪く、険悪な雰囲気が漂っていました。

ある日、父親は一つの方法を思いつきました。息子たちを集め、そこへ束になった枝を差し出しました。
「この束ねた枝を折ってみなさい」
どの息子も、束ねられた枝を折る事はできませんでした。

今度は、束になった枝から、一本一本抜きとり、それぞれを息子に与えて再び、折ってみるように言いました。

どの息子も、一本だけになった枝は。簡単に折る事ができました。

そこで、父親は言いました。
「息子たちよ。見るが良い。お互いを認め合い、助け合えば、敵からのどんな攻撃からも自分たちを守る事ができる。しかし、それぞれが好き勝手に孤立をしているのであれば、それは自らをその、一本の枝のような無力なものにしているようなものなのだ」

この話の教訓
協力こそが力。

おしまい

束ねた枝(イソップ童話)

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