「第55回 エリザベス女王国葬と英国国教会の歴史」

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英国時間2022年9月9日にスコットランドで逝去されたエリザベス2世女王。バルモラル城からホリールードハウス宮殿に移された棺はこの日、宮殿からセント・ジャイルズ大聖堂まで運ばれました。スコットランドではこの地の伝統的衣装のキルト(チェックのスカート)をチャールズ皇太子が着用し、衛兵たちも着用していました。バグパイプの音が似あうスコットランドですね。
エリザベス女王の国葬は9月19日にウエストミンスター寺院で執り行われました。世界各国の王族や元首が、数多く弔問に訪れ、日本からは天皇皇后のお2人が訪問されました。皇族が海外の葬儀に行かれるのは異例なことだそうですが、昔から親交が深いこともあり、岸田首相が行くよりずっと良かったし、正しい選択だったと思います。お2人とも英国のOxfordに留学されていたわけだし、皇后様にとっては心のリハビリにもなったことでしょう。
英国王室はドラマになるような人間模様に溢れています。なんだか出来の悪い人物もちらほら。エリザベス女王の次男のアンドルー王子は、ダイアナ元妃の次男ヘンリー王子にタイプが似てるし(2人とも軍人で、従軍し危険な戦地でも戦っている)素行不良だし、王室からも国民からも評判が悪いですね。
英国国教会の歴史については、映画「Elizabeth(エリザベス)」や「A Man For All Seasons」「アンとその姉妹」などで知ることができます(ストーリーにはフィクション部分も含まれるので、史実として見てはいけませんが)とにかく16世紀の血生臭いドロドロとした世界はものすごいです。エグいです。ローマ・カトリックと断絶し、プロテスタントとの中間的な英国国教会の形を作ったのが、エリザベス1世であり、44年間という長い在位期間でした。今回のエリザベス2世は、在位期間70年超、お年は96歳でした。すごい時代を生き抜いた人でしたね。R.I.P.

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