半世紀ぶりの鬼怒川(7)

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 薬師の湯は日光市が経営している。日光市民は三百円だが、市外の客は七百円である。休憩所や食堂は閉鎖されていた。浴槽は数人が入れるほどである。体をきれいに洗い、浴槽に体を伸ばすと、三時間以上の歩き疲れが癒やされていった。ただ、ゆっくり休む場所がないので、更衣室のエアコンで涼んで、食堂を探すことにした。 川治温泉は街の全体ができた後、中心街から離れた所に高架の駅が作られた。だから、駅の周りには何もなく、街の中心は駅から遠い。橋を渡っていると、川の所に薬師の湯の露天風呂が見えた。こ..

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