後編:予定共有が、未来の幸せを育てる。世界4500万ユーザー愛用のサービスに込めた思想。|深川泰斗(株式会社TimeTree 代表取締役社長)

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株式会社TimeTree 深川泰斗さんとの対談を終えて―。
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深川さんは究極のプロダクトマネージャーであり、表現者だ。
カレンダーアプリは数多くあれど、TimeTreeには独特の世界観がある。
時間の捉え方や設計の思想が根本的に違うからこそ、グローバルに支持されているのだと思う。

それは、なぜできたのだろうか。
僕は、長い間「悶々としていた」からじゃないかと思った。
学生の頃に文化人類学や哲学を学ぶも、上手く社会では活かせなかったはずで、悶々としていたのだろう。
そんな時に出会ったのが、Yahoo!カレンダーのちょっと変わった使い方。
「これは便利だな」と思うけど、それをすぐに表現・社会実装する機会は無くて。

それが煮詰まって煮詰まっていった先に、分人思想や文化人類学での経験と繋がっていく。ずっと、あの時便利だなと思っていた理想が「共有できるカレンダー」というコンセプトに昇華したのだ。それって、パッと思いついてその場でできていたら、ここまで深い思想になってないんじゃないかと思っていて。
10年、20年っていう時をかけて発酵したからこそ、この深みが出てるんだと思う。ブレない世界観になっているんだと思う。

今はAIに聞けば、すぐ答えに近いものが出てきたり、世の中にパッと発信もできちゃう世の中だ。だからこそ、この悶々とした自分の世界観を貯めていく期間はすごい財産な気がする。
そして、それを長い時間をかけて育て切った人が独自の世界を作り出すんだと。それは言語も超えてグローバルに活きるのだと。
不確実な未来を生きていく私達に、勇気が出る人生の片鱗を伺えた気がした。

後編:予定共有が、未来の幸せを育てる。世界4500万ユーザー愛用のサービスに込めた思想。|深川泰斗(株式会社TimeTree 代表取締役社長)

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後編:予定共有が、未来の幸せを育てる。世界4500万ユーザー愛用のサービスに込めた思想。|深川泰斗(株式会社TimeTree 代表取締役社長)
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