115 第百十二話

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113.mp3ーチッ…2時間後に来いって言っておきながら、どれだけ待たせてんだよ。北高のすぐ前にあるコンビニの書籍コーナーで興味もない雑誌を手にとっていた悠里が目を落とすと、彼の腕時計は23時を指そうとしていた。ーしかし、深夜の時間帯にも関わらず北高ってところはこんなに出入りが激しいのか。窓越しに見える金沢北高の職員室と思われる一角は煌々と電気が灯っている。ー鍋島のやつ、職員が残る学校なんかで何をしようっていうんだ…。金沢北高は学生に軍隊並みの厳しい規律を課している。それと同..

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