【ニセコ公開収録その2】昼間のバーマンに読んでもらいたい本

リリース日:

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と、札幌・北18条シーソーブックスの神輝哉が、自分の好きな本のことを話す30分くらいの番組です。

第24回目は「ニセコでの公開収録」です。前回から4週にわたっていつもと違った雰囲気でお楽しみください。今回は公開収録第2弾。「bar Guy+(バー・ギュータス)」の渡邉ひさしさんゲストの後半です。もし前半をお聞きでなければ、そちらからどうぞ!!


▼タイムテーブル
00:50〜 ひさしさんが世界中のバーをめぐる話
04:17〜 最近、ナウなヤングがあの時代のカクテルを注文する理由
07:28〜 昼間のバーマンに読んでもらいたい本
08:01〜 神チョイスの『書くことについて』スティーブン・キング著(小学館刊)
13:55〜 実は絵本作家としてのひさしさんについて
15:08〜 柳下チョイスの『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ著(晶文社刊)
17:20〜 フラー・ドームとひさしさんの自宅の共通点
18:41〜 神とひさしさんのなれそめ
22:50〜「たまたま続けてよかった」


▼今回のオリジナルカクテル
ノーザン・ジントニック
(ジンベース・トニックウォーター・ハスカップの実・松の葉の香り)


▼今回のブリッジ
・勢いブリッジ
・ゆったりブリッジ
・子供ブリッジ
・デフォブリッジ
・ウグイス嬢ブリッジ


▼収録後の二人の感想
神:早くもこの夏のハイライトを迎えてしまった感。改めて仙司さんはアーティストである、と。(本人はそう呼ばれたくないかもですが)

柳下:ニセコ・ロスがずっと続いてる。冬に、行きたい。ノーザン・ジントニックを飲みたい。ひさしさんに会いたい。ああ。


▼編集後記:
バーについて語るのは難しい。
そのバーのカウンターに座って他のバーのことを語るのは無粋な気もするし、バーのカウンターで今いるバーのことを語るのは少し野暮な気がする。
まして、そのバーにいないのにそのバーについて思い出したり語ったりするには、お酒がまったく足りてない。
ほら、やっぱりバーについて語るのは難しいでしょ?

本当の意味でそのバーを知るのは、毎日カウンターの内側に立っているバーマンだけだとも思う。
割れてしまったグラスを屈んで片付けたり、ロックアイスの仕込みにかじかむ左手をさすったり、客足が遠くて10時半を過ぎてもノーゲストの暇な夜だったり、そういう夜のB面を、そのバーに通う僕らは知らない。バーマンはそれを見せない。

もしもGyu+がカクテルだったら、それはどんなレシピだろう?
ひさしさんをはじめ、そこで働くバーマンたちをベースにして、他に「都会的なセンス」「野生的なDIYのパンク魂」「寒い北海道の温かさ」、きっと、そういうものが入っている。そして、このバーを形作るそれらに加えて「ユーモア」はこのカクテルの味を決める大切な要素だと思う。

「冷蔵庫の中であったまろう」とひさしさんは言った。
Gyu+の扉が古いコークの自販機でできているから。
ひさしさんというベースに、こういう暖かいユーモアが利いたのが、Gyu+というバーなんじゃないかなって僕は思っている。


(記:今度は雪道を歩いてGyu+に行きたい柳下)

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

▼番組ではあなたからのお便りを募集しております。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd7gKt64eGK99d_YIU74y-4LH0jGBYKesX3xFU6M7xWcc6mUw/viewform

こちらのフォームからぜひお寄せください。
選んでほしいテーマや最近読んだ本の感想、本に関係なくても2人に話してほしいことなど、お待ちしてます!

【ニセコ公開収録その2】昼間のバーマンに読んでもらいたい本

タイトル
【ニセコ公開収録その2】昼間のバーマンに読んでもらいたい本
Copyright
リリース日

flashback