ep10-2「思いがけず利他」(中島岳志さん)

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前回、この本全体を理解するためのキーワードを提示した上で、今回はいよいよ本編に入ります。
大きく一言で言えば、「受け手が決めるのが利他」です。
楽しく生きるためにはどうすればいいのか。
今回の会話の中で、そんな結論に至ることが目的ですが、さてさてどうなることやらです。

本の中では、噺家の立川談志さんの本を扱っています。
(何冊も出版されているんですね!知りませんでした!)
落語とは、人間の業の肯定を前提とする一人芸である。
そんな言葉も有名だそう。
ポイントとしては「業の肯定」ですね。
「忠臣蔵」を例に挙げると、主君の敵を討ちに討ち入りした人たちのストーリーを語るのではなく、怖かったり家族のことを考えたりして逃げてしまった人のことを扱うのが落語。
そんな考え方に加えて、さらに下記キーワードを踏まえた上で、ある噺を題材に利他の解説が始まります。
題材となるのは明治時代につくられた人情噺「文七元結(ぶんしちもっとい)」。
今回のキーワードは、

業(ごう)
無我(むが)
縁起(えんぎ)
悪人正機(あくにんしょうき)
crimeとsin

さてさて、こうしたキーワードを元に、どんな解説が展開されるんでしょうか。
お楽しみに。
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「落語と利他をつなげて考える」。
他にはない自由でオリジナルな発想ですよね。
こうしたテーマ設定に惹かれてしまう方は、きっと仲良くなれる気がします。
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