ep08-3「はじめての哲学的思考」(苫野一徳さん)

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苫野一徳さんの書かれた「はじめての哲学的思考」をご紹介した前回のこぼれ話的な第3回目。
まずは本書の中で触れられていたtips的なお話が2つ。
「一般化の罠に気を付けましょう」
一個人の経験則が、他の人にも当てはまるとは限らない。
他の人の経験則も踏まえて話し合って正解らしきものを見つけていこう。

「偽問題に気を付けましょう」
たとえば教育分野でなされるこんな質問には要注意。
「教育はこどものためのものか、国家の存続のためのものか」
2項対立では共通理解はつくられない。
「どちらにも意味がある。それを一緒に考えませんか?」という質問で進めていこう。

そんなtipsに触れた後、前回おとなしかったホシノがようやく話し始めます。
「場のルールと、個人同士の意志の問題」
日本では、個人の意思を確認し合う前に、場のルールを優先してしまうことが多くないですか?
たとえば校則や、電車に乗る際の公共マナーなど。
それって本当は誰のためのモノでしたっけ?
というものに囲まれて育ってきていると、自分と相手の欲望を出し合うこと、その上ですり合わせて共有了解をつくる経験が不足していくかも。
そんな話を受けて、二人で次のような結論に至りました。
社会が複雑になってきているから、より哲学的思考が必要になってくる。
これを身につけている人が多くなってくれば、多様性社会を楽しみながらつくっていくことができるかもしれない。

自分たち自身、欲望を知ることすらままならない現状ですが、みんなで一歩ずつ慣れていけるといいですね。
そのためにも、日々自分以外の視点を、読書の時間を通して取り入れていきましょう。
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