一つのイノベーションは、様々な課題を解決するノベーション(1167回)
岡山理科大学の山本俊政准教授により開発された、淡水魚も海水魚も同じ水槽で飼育することが出来る「好適環境水」に衝撃を受けました
イノベーター3つのフレームで見てみると
1、パッション
学生が淡水でプランクトンを育てる無謀な挑戦
2、仲間
山本俊政進教授、学生のセレンディピティ
3、大義
宇宙での養殖から、農漁者アクアポニックスへ
最近、陸上養殖の話をよく聞くなと思っていたら、なんとこんなすごい技術革命があったのかと、驚愕でした
これを実現したパッションの源は、なんと、1人の学生の無謀とも言える実験があったとのことにまた、驚愕でした
ただ、これを研究にすることを許した、山本俊政准教授の懐の深さというのも大島だなと思いました
とかくこんな無謀な取り組みには、ストップがかかるというのが、大企業などでのよくある話かと思うのですが、そういう環境づくりも非常に大切だなと思いました
さらに、その実験がうまく行ったことをもとに、セレンディピティのように、良い方向へ解釈して、その原因を、先生もはじめとして、学生の皆さんも協力して、進めた結果が、好適環境水、として身を結んだんだろうなあと、思いました
そして、その生まれたソリューションが、自己満足ではなく、誰かの役に立つものとしての大義がないと、難しくなってしまうのですが
そのひとつが、陸上養殖であったということも、その時点できちんと大義に結びつけてるところが、素晴らしいと思いました
さらには、それだけにとどまらず、宇宙での養殖、そして、魚の糞などを植物の栄養に活用するサーキュラーエコノミーのアクアポニックス、そしてそういう新しい農漁者という、新たな職種までも産んでしまったという
この好適環境水のインパクトが、様々な人々を救う大義に繋がってるんだなあと、心が熱くなりました
一つのイノベーションは、様々な課題を解決するノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:岡山理科大学ホームページ
https://www.ous.ac.jp/common/files/news_2025/kouteki.pdf
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/AQ2aI0tvTRs
一つのイノベーションは、様々な課題を解決するノベーション(1167回)