アイディアは溜めてきたアクノベーション(1167回)

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斉藤和義さんの歌を作る為に心がけてたお話に、とても感動いたしました

"感じてることとか、思ってることとか、そういうのが入ってないと、ちゃんと歌えないっていうか、言霊が乗らないっていうか

僕はSNS見たいのは全然やらないんですけど、ああいうのですぐ言っちゃって、すぐ解決じゃなくて

一回心の中でちょっと止めておいて、溜めといて、熟成されたりとか、アクみたいになったりとか、膿みたいになったりとか

ま、そういうのを掬ったところが歌詞になったりしたほうが、なんかずっと歌える歌になったりとかして"

ここから私は斉藤和義さんの歌づくりの3つの本質を思いました
1、パッションに則ってるか?
2、ネガティブケイパビリティ
3、アイディアは熟成させる

斉藤和義さんの歌はまさに嘘がないというか、胸の芯にずしんと来る歌詞と音楽が本当に素敵ですが、その歌の作り方にはこんな事が隠されていたことを知り、感動しました

感じている事がちゃんと入っていないと歌えないというのは、イノベーション活動でも、やらされ仕事で、自分のパッションが全然乗っかってない時と、本当に似てるなと思いました

それは歌を歌うにも、イノベーションを推進するにも、きっかけはどうあれ、自分自身のパッションが乗っかってる事でない限り、そこから先には進めないという事だなと思いました

また、SNSのように、すぐ言って、すぐ解決することに、違和感を覚えるお話は、詩人のジョンキーツのネガティブケイパビリティを思い出しました

これもイノベーションで考えると、すぐにありそうな答えに飛びついちゃって、なんか聞いたことあるなあ的な話になるのが良くありますが

本当にそれが答えかなのか、なぜ今までそれをやって来なかったのか?等ということを、答えが出なくて苦しい状態をしつこく問いただしていく、そういう事が、本当の人の心に刺さる真の課題なんだろうなと思いました

そして、心の中で熟成させたり、膿やアクのようなものになって初めて掬える歌詞にという表現が、秀逸だなと思えるとともに

これは、ジェームスヤングさんの、アイディアの考え方、からも言われているように、できたアイディアを一端こころの隅っこに置いておいて、全く別のことを考える

苧坂直之さんのデフォルトモードのように、全然別のことを干ている時に、いつかのアイディアが輝き出す、そんなことにめちゃくちゃ共通するなと思いました

そういう意味では、斉藤和義さんの歌は、極めてイノベーションスキルに真っ直ぐであり、それを体で体得し表現し続けて来られた、真のイノベーターなんだなあと、つくづく思いました

歌歌いでも、イノベーターでも、人の心を動かす事ができるのは

アイディアは溜めてきたアクを掬うノベーション

であると、そんなことを思わせて頂きました

そんな話をしています^ ^

参考:NHK ワルイコ集まれ (101)稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と学ぶ教育バラエティー
初回放送日:2024年10月1日 https://www.nhk.jp/p/ts/8MRG8ZQ317/episode/te/W6XPQ74P25/
参考:斉藤和義 ホームページhttps://www.kazuyoshi-saito.com/media/tv/235120

動画で観たい方はこちら
https://youtu.be/I14XwR7JOKo

アイディアは溜めてきたアクノベーション(1167回)

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