「バビロン」「エゴイスト」「小さき麦の花」「タイタニック:ジェームズ・キャメロン 25周年 3Dリマスター」

リリース日:

 ■「バビロン」 サイレント映画からトーキーへと移り変わる、1920年代の黄金期の米ハリウッドが舞台。冒頭に現れる野外撮影地のシーンは圧巻で、まるで映画のテーマパークを見ているようだ。 オーケストラの生演奏が流れる中、4本のサイレント映画が同時に撮影されていたり、大勢のエキストラによる大規模な戦闘シーンが繰り広げられていたりする。およそ100年前の映画製作現場がリアルに再現され興味深い‥ ■「エゴイスト」 息をのむ作品。愛とは何か。映画は前半で、斉藤浩輔(鈴木亮平)と中村龍太(宮沢氷魚)の鮮烈な恋を描く。映倫が鑑賞対象を歳以上とした性愛場面は耳目を集めそうだが、注目したいのは松永大司監督による実録風の撮影だ。これにより、観客は次第に浩輔を実在の人物と錯覚する。これは、鈴木の圧倒的な芝居の力に負うところも大きい。恐るべき役者。だからこそ物語が大転換したとき、観客は浩輔とともに号泣し、愛とは何かが問われる後半はともに考えずにはいられないのだ‥ ■「小さき麦の花」 貧しく、若くもない夫と障害のある妻。この中国映画は、そんなある農家の夫婦の日々を、淡々と描くだけの映画だと言ってもいい。夫が妻の手に小さな麦の実を押し当て、肌に花の模様を残し、「これで、お前を見失うことはない」と語る場面など詩的だ。静謐で寡黙だ‥ ■「タイタニック:ジェームズ・キャメロン 25周年 3Dリマスター」 このジェームズ・キャメロン監督の代表作は、1997年の東京国際映画祭で世界初公開された。キャメロン監督や主演のレオナルド・ディカプリオも来日した。記者はその際、ディカプリオが開いたパーティーをのぞいたが、葉巻をふかし、米国から同道させたトビー・マグワイアら友人と静かに談笑していた姿を思い出す‥番組のフォローと高評価をお願いします!Apple Podcastでは皆様のレビューも募集しています。産経新聞社のアンケートフォームもご利用いただけます。→ 産経Podcastの番組へのアンケートフォーム ■産経Podcast オススメのエンタメ番組 ・『競うライバル物語 ザ・ドリフターズ VS コント55号』:ザ・ドリフターズにも苦しい時代もありました。ドリフの前に立ちはだかったのは「コント55号」。〝視聴率100%男〟の欽ちゃんの快進撃を前に、いかりや長介さんも勝負を諦めていたといいます・・・ ・『話の肖像画』:産経新聞のロングインタビュー企画。今回取り上げるのは、デヴィ夫人/元厚生労働事務次官の村木厚子さん。  ■番組SNSでは最新情報をお届け・Twitter  ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/ ■産経iD 公式ウェブサイト・https://id.sankei.jp/※会員登録(無料)することで、会員限定のPodcastコンテンツを聴くことができます。 ■産経Podcastとは新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の精鋭記者陣が厳選。インタビュー、ドキュメンタリー、歴史、エンタメなど、20タイトル以上のオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 See omnystudio.com/listener for privacy information.

「バビロン」「エゴイスト」「小さき麦の花」「タイタニック:ジェームズ・キャメロン 25周年 3Dリマスター」

タイトル
「バビロン」「エゴイスト」「小さき麦の花」「タイタニック:ジェームズ・キャメロン 25周年 3Dリマスター」
Copyright
リリース日

flashback