JAXA月探査機「SLIM」4回目の越夜後は通信に応答なし 翌月に再挑戦へ

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「JAXA月探査機「SLIM」4回目の越夜後は通信に応答なし 翌月に再挑戦へ」 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年5月28日(日本時間・以下同様)、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、4回目の夜を越したとみられるSLIMからの信号受信を試みたものの応答はなく、今月の運用を終了すると発表しました。JAXAは翌月に再度運用を試みるとしています。【最終更新:2024年5月30日12時台】SLIMは2024年1月20日0時20分頃に日本の探査機として初めて月面へ軟着陸することに成功しました。ただ、2基搭載されているメインエンジンの1基で着陸直前に生じたトラブルによって想定外の速度や姿勢で接地することになったため、機体は太陽電池を西に向けて逆立ちしたような姿勢で安定しています。着陸直後に電力を得られなかったSLIMは一旦休眠状態に置かれましたが、太陽光が西から当たって太陽電池から電力を得られるようになった2024年1月28日以降は「マルチバンド分光カメラ(MBC)」による岩の観測が行われ、着陸地点が夜を迎えることから1月31日に再び休眠状態に入りました。

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