NASA探査機「エウロパ・クリッパー」2024年10月の打ち上げに向けて準備進む

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「NASA探査機「エウロパ・クリッパー」2024年10月の打ち上げに向けて準備進む」 こちらはアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターで打ち上げ準備が進められているアメリカ航空宇宙局(NASA)の無人探査機「Europa Clipper(エウロパ・クリッパー)」です。2基目の太陽電池パドルの取り付けが行われた2024年8月15日に撮影されました。5枚のパネルに分割された太陽電池パドルは片側だけでも長さが14.2mあり、展開後の探査機の全幅は30.5mに達します。Europa Clipperは木星の衛星エウロパの観測を目的としたミッションで、木星を周回しつつエウロパのフライバイ観測を40回以上行う予定です。機体にはカメラの他に分光計・レーダー・磁力計など9つの科学機器が搭載されており、氷の外殻の下に存在すると予想されている内部海の特性、表面・氷・内部海の相互作用、内部海の生命居住可能性などを探ります。NASAによると、Europa Clipperの打ち上げ期間は2024年10月10日に始まります。打ち上げ後は2025年2月に火星で、2026年1月に地球でスイングバイ(※太陽を公転する惑星などの重力を利用して軌道を変更する方法)を行った後、2030年4月に木星に到着する予定です。

NASA探査機「エウロパ・クリッパー」2024年10月の打ち上げに向けて準備進む

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リトアニアがアルテミス合意に署名、40カ国目の参加国。近年は日本との協力プロジェクトも
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