REIT投資の魅力は「少額から」と「高めの分配金利回り」

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日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の露口一郎デスクです。
今回のテーマは「不動産投資信託(REIT)投資」です。購入したマンションなどを賃貸して家賃収入を得る不動産投資に関心がある人は多いでしょう。しかし、こうした現物不動産に投資するには数千万円といった多額の資金が必要です。その点、REITは数万~数十万円などの少額から不動産に投資できるのが最大の長所です。
REITは投資家から集めた資金でオフィスビルや商業ビルなどを購入し、その入居者から賃貸収入を得ています。収入から不動産を管理するコストなどを引いた利益のほとんどを投資家に分配しています。つまり投資家はREITを通じて間接的に不動産を所有しているわけで、小口の「大家さん」といえます。
REITは東京証券取引所に約60本上場しており、物件の種類によりオフィス型、住居型、物流施設型、ホテル型などと分類されます。株価に相当する価格は「投資口価格」と呼ばれ、株式と同じようにリアルタイムで変動します。東証に上場する全REITの時価総額加重平均を指数化したものが「東証REIT指数」です。個別のREITを選ぶのが難しいという人は、この東証REIT指数に連動する投資信託や上場投資信託(ETF)を選ぶといいでしょう。REIT投信なら100円から投資でき、積み立ても可能です。
REITの大きな魅力の一つが、分配金を投資口価格で割った「分配金利回り」の高さです。ここ10年ほどは4%前後で推移しており、東証プライム上場の株式の平均配当利回りが2%台ということを考えれば相対的に高いといえます。ではなぜREITは高い利回りを実現できるのか、番組ではその仕組みを詳しく解説しました。
番組後半の「American Money Life」では、「日米の物価の違い」についてアメリカ生活の長いREINAさんに聞きました。アメリカはインフレがかなり加速しています。REINAさんの友達は「昔2ドルだったビールが5ドルになり、肉も30%ほど値上がりした」のを理由に、今年の夏はバーベキューの回数を減らしたそうです。平均賃金は上がっているものの、「どこまでやっていけるか心配なので、節約を始めた友達もいる」とのこと。
一方の日本は、先日値上げしたとはいえ吉野家の牛丼は並盛で448円、マクドナルドのハンバーガーは150円。外国人旅行者から見ると日本の物価は依然として安い印象があると思います。逆に日本は賃金がなかなか上がらず、円安のまっただ中でもあります。新型コロナウイルスの感染状況が少し落ち着いても、気軽に海外旅行とはいかなそうです。

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