米長期金利を読み解く 日本の個人の資産形成にも影響あり

リリース日:

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説はマネーのまなびチームリーダーの小栗太です。
今回のテーマは「米長期金利を読み解く」です。このところマーケットではたびたび急変動が起こっています。外国為替市場で一時、1ドル=150円台まで円安・ドル高が進んだり、株式市場では日米の代表的な株価指数が約4カ月ぶりの安値を付けたり。こうした混乱の根源にあるといわれるのが、こちらも一時、約16年ぶりの高水準に達したアメリカの長期金利です。そこで今回は来年からの新NISA開始にも備え、アメリカの長期金利の見方と影響について学びましょう。
理解を深めるキーワードは「長期金利は2つの顔を持つ」ということです。なんだかミステリー小説のようですが、長期金利には「良い上昇」と「悪い上昇」があるからです。良い上昇は景気が上向いている時に生じ、悪い上昇は財政の悪化が心配されている時に起こります。正反対の要因で上昇するので、変動する要因を十分に理解しないと、為替相場や株式相場にどんな影響が及ぶのかを的確に判断できません。
番組ではアメリカ経済の好調さを示した経済指標や、米連邦議会下院でのマッカーシー議長解任など、長期金利の変動につながった直近の具体例を挙げ、金利変動が為替や株式の相場に及ぼす影響や今後の見通しについても考えました。
海外から見た日本の不思議な側面に焦点を当てる番組後半の人気コーナー「REINAのFunny Japan」では、なぜ日本は安心・安全な国なのかについて考えました。REINAさんは日本に来た当初、飲食店でテーブルを一時的に離れる際に荷物を置いたままにしたり、長財布をジーンズのお尻のポケットに差して歩いていたりする様子に驚かされたそうです。「アメリカなら、これはいつ盗難に遭ってもおかしくない状況です」(REINAさん)。
もっとも最近は、日本でもオレオレ詐欺や闇バイトのニュースなどを耳にする機会が増え、昔ほど安心・安全な国とは言えなくなってきたという話題になり、少ししんみりした雰囲気での番組終了となりました。
なお今回の「米長期金利」について、さらに詳しく知りたい方はこちらの日経電子版の関連記事もお読みください。
■長期の資産運用に債券の効用 金利上昇で米国債に関心

米長期金利を読み解く 日本の個人の資産形成にも影響あり

タイトル
米長期金利を読み解く 日本の個人の資産形成にも影響あり
Copyright
リリース日

flashback