物価はどうやって測る? 我が家のインフレ率は「統計と違う」かも

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日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞社マネー報道グループの大賀智子デスクです。
今回のテーマは「物価の測り方」です。物価と言えば消費者物価指数(CPI)ですが、私たちの家計が体験するインフレは、統計とはちょっと違うかもしれません。5月は物価全体を表すCPI総合が、前年同月より3.2%上昇しました。でも実際に買い物に行くと、3%ではとても収まらない値上げを感じます。CPIはどのように測っているのでしょうか。
物価は実はスーパーでの買い物に似た方法で、家計からの様々な支出品目をすべて1つの「買い物籠(バスケット)」に入れると考えて、買い物籠全体の値段を計算します。買い物籠の中には、家計調査を元に選んだ約600品目が入っています。家賃や教育費、保健医療費なども含まれます。
ただ、その約600品目のどれをどのくらい買うかは、実際には各家庭で違います。年齢や家族構成などにより買い物籠の中身は様々で、物価上昇の度合いも変わってきます。となると気になるのは、我が家の物価はどれくらい上がっているのか、ですね。日経電子版の「あなたの家計のインフレ率は?」というコーナーでは、月々の項目別の支出をもとに、我が家のインフレ率を簡易的に試算できます。米英のデータもあり、インフレ率の計算の仕組みも体感的に理解できますので、一度試してみてください。
番組後半のコーナー「REINAのFunny Japan」では、「ご当地のゆるいキャラクターの魅力」について語り合いました。くまモンなど各地で活躍するゆるいキャラクターには、最近、海外から熱い視線が注がれています。REINAさんの友人もふなっしーのグッズを買い求めたそうです。なぜ日本のゆるいキャラクターは国内外で人気を集めるのか、その魅力やアメリカのキャラクターとの違いなど、話題は尽きません。白熱する議論のなかで「かわいい」とは何なのか、人は「かわいい」に何を求めるのか、根源的な問題が浮き彫りになった……かもしれません。
なお今回の「物価」について、さらに詳しく知りたい方はこちらの日経電子版の関連記事もお読みください。
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