《897》高齢男性の血痰 診断は?次に行うべき検査は?

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《AI要約》
今回取り上げた問題は、71歳の男性で血痰と微熱、断続的な咳と痰の排出があり、コントロールが良くない糖尿病があるという事例です。胸部に異常呼吸音があり、レントゲンとCTで両肺に異常陰影を認めました。

正解は「C.抗酸菌検査」でした。病歴と画像所見から結核を強く疑う必要があります。結核菌は抗酸菌に含まれるため、まずは痰の抗酸菌検査を行うべきです。肺炎球菌抗原検査は別の疾患を調べるものです。

レントゲン写真では両肺に淡い陰影があり、CTでは右肺下野に空洞影と空気bronchogramを認めました。これらは結核によるものと考えられます。高齢で糖尿病のコントロール不良があれば、細胞性免疫が低下し結核が再燃しやすくなります。

結核は高齢者で血痰を伴う場合に最も留意すべき疾患であり、今回の症例ではまず結核を疑い、痰の抗酸菌検査を行うべきでした。過去問の解説を通して、的確な医学的判断力が身に付くでしょう。

《897》高齢男性の血痰 診断は?次に行うべき検査は?

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