《1043》結核という病の受け止め過程

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結核という病の受け止め過程

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jachn/24/2/24_59/_pdf

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## 結核に関する質的研究の紹介

内科医たけお先生は、結核呼吸器感染症予防週間に合わせて、結核に関する興味深い論文を紹介しました。この論文は、日本地域看護学会誌に2021年に掲載された「結核という病の受け止め過程:回復者の結核の認識と治療に関連する行動に着目して」というものです。

### 研究の目的と方法

研究の目的は、結核回復者の結核に対する認識と治療関連行動を通じて、結核という病気の受け止め過程を明らかにすることでした。研究方法として質的記述研究が採用され、半構造化面接を通じてデータを収集しました。

### 研究結果

研究対象者は50代から80代の5名(男性4名、女性1名)で、結核の発見方法は職場検診や他の病気での医療機関受診などでした。結核に対するイメージは「昔の病気だが今もある」から「怖い病気」まで様々でした。

分析の結果、結核の認識に関して6カテゴリー23サブカテゴリーが、治療関連行動に関して5カテゴリー17サブカテゴリーが抽出されました。主な認識カテゴリーには「予想外の診断への困惑」「治療が思うように進まない焦り」などが含まれ、行動カテゴリーには「生活の段取り」「保健師を社会との仲立ちにする」などがありました。

### 研究の意義

この研究は、結核患者の診断から治療終了までの心理的プロセスと行動を時系列で示しており、結核患者の体験をリアルに捉えた貴重な研究です。たけお先生は、この論文が結核に対する正しい知識を広めるのに役立つと評価しています。

### 結核に対する認識の重要性

たけお先生は、結核が過去の病気ではなく、誰でも罹患する可能性があることを強調しています。そのため、結核に関する正しい知識を持つことの重要性を指摘しています。

この研究は、結核患者の体験を深く理解し、適切な支援を行うための貴重な洞察を提供しています。

《1043》結核という病の受け止め過程

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