選ばれない大人の青春、これから生きることを許してほしい

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「生きづらい系の皆さんこんばんは」と言い始めて何年経ったのでしょうか。私の中では20代中盤は、世間一般から見ても華やいで一番楽しい時期と認識していましたが、さまざまな後遺症でとても苦しんだ日々でした。10代後半の弾ける一瞬の青春も奪われたようで、思春期の間と青年期の入り口には自由に生きられないコンプレックスに苛まれていて、自由に飛べない日々だと悶々と悩んでいました。
年齢を理由に、原家族を理由に、結婚を理由に、結婚してそれなりの年月が経ったのにも関わらず子供がいないことに関して、ずっと悩んでいました。社会からの子なしの圧力は薄々感じつつも電光石火で見ないふりをしながら怒りさえ感じていましたが、私よりも後に結婚した人が子供を持ち、その子供と遊んでいても、私は全然焦らないことに対してコンプレックスを持っている時期もありました。自分で自分の人生をコントロール出来ていなかったのですね。最近は私が決めたことを大事にしようフェーズになり、そういった感覚を持てると、自分に対して優しくなれました。自分と異なる意見のSNSでの言葉を見ても、目に留まりはしますが「まああんたはそう考えるんや」とスルーさえすることができるようになりました。人には人の乳酸菌。
「自分がしたいことはなんだっけ?」と振り返ったときに、年齢を理由に叶えられなかったことに自分自身にトリガーを向けていた瞬間が多く、それをいつも気づいては潰してきました。学位も社会人になってから手に入れましたし、最近は回り回って少し願っていた仕事にも携われるようになって、これから新たにまた目指す先に動いています。達成したところで虚無にはなりますが、やらなくてウジウジ悩んでいる時間はもったいないし、やらないよりはやったほうがいいかなと思って。大人になって、さらに人生の先輩たちの努力や絶え間ない夢への熱望を見ていると、本当に学ぶべきことが多く、最近は「あんたなんてまだ若いのに」と自分の年齢に焦っていたときに声をかけてもらえて、「確かにな」と思った瞬間を何度もいただけました。
やりたいことは口に出すこともそうですが、思って行動することが大事なんだと思っています。その一歩が口に出すことだと痛感しています。
それが失敗になろうが、やらなかった後悔の方が大きいです。私はようやくいま20歳のスタートラインにたったのだと思います。遅すぎるけど、過去を奪われてきたから未来と現在を自分のものにすることは許してほしい、いや、許してあげたい、それぐらい。
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