第75回『いつも一人の女の子のことを』
《いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。
いつも。たった一人の。ひとりぼっちの。
一人の女の子の落ちかたというものを。
一人の女の子の落ちかた。
一人の女の子のダメになりかた。
それは別のありかたとして全て同じ私たちの。
どこの街、どこの時間、誰だって。
近頃の落ちかた。
そういうものを。 》
(「ノート(ある日の)」
岡崎京子『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』:平凡社 より引用。)
岡崎京子の作品について、91年生まれの鮫がどのように出会ったのか、受け止めていたのか、ということをお話しています。次回は『チワワちゃん』について。
◇参考文献など、第75回のnoteはこちら!
https://note.com/lnt91/n/nae0388c0b629
(2024年5月23日収録)
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朗読:nagisa (#kotohana)
第75回『いつも一人の女の子のことを』