根源欲求×テクノロジーノベーション(1131回)

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古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」を始動させて取り組むアーティスト和田永さんの言葉に感動しました

曰く
"基本的に土着的な音楽が根源的に生まれる瞬間って、生活と結びついていると思うんです。身近にあるモノを叩いたり、弾いたりするなかで音をみつけ、さらに弾いた弦の長さが違うと、音程が変わることを発見して音楽になっていく、みたいな"

"僕たちが電磁的な発音原理を見つけて、楽器にしていく過程も似たようなものだと思うんです。そしてあらためて思ったのは、身近にあるテクノロジーって、実は楽器としての機能を秘かに備えているのかもということでした。"

ここから私は思いました
1、根源的な行動とテクノロジーの掛け合わせ
2、機能のシフトによる新たな価値の創発
3、常識への問い

身の回りにあるものを叩いてコミュニケーションをするという、原始の時代からの根源的な人間の欲求を、現代でも無くしているわけではない、ということに深く共感しました

また、それが現代においては、電子機器が身の回りに溢れている中で、どんなコミュニケーションが生まれるかについて、探求するというのは、新しいイノベーティブな掛け合わせだなと目から鱗が落ちる思いでした

これは、ある意味においては、違う目的で作られたはずの機能を持った電気機器が、その機能的特徴を活かしながら、全く違う使い方にシフトさせているということだなあとも思いました

まるで、企業が持っている強みを、全く違う業界へ向けてシフトして、新たな市場や価値を作り出すことにも似てるなと思いました

それを実現してる根源的な鍵は、和田さんの、常識を覆す柔軟な問いのなす技なのかもしれないなとも思いました。

まさか、使い古された扇風機をギターのように弾いたら面白いんじゃない?と、そんな問いを出せる人が何人いるか?

和田さんは、自身の人間的な根源的な欲求に従い、身の回りの電気機器を叩いたところから、大好きパッションが炸裂し

賛同する仲間が集って、古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」という大義に昇華されて行ったのだなと

根源欲求×テクノロジーノベーション

まさにイノベーターそのものだなあと思いました

そんな話をしています^ ^

参考:六本木未来会議 INTERVIEW 101
和田永 アーティスト / ミュージシャンEi Wada / Artist / Musician『電磁神輿に通電キス! 街で電磁百鬼夜行を』【後編】https://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/101_02/

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/uBRqo4JWjUc

根源欲求×テクノロジーノベーション(1131回)

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根源欲求×テクノロジーノベーション(1131回)
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