普通の生活ノベーション(1058回)

リリース日:

世界20ヵ国以上で建築の設計をし、数々の賞を受賞されている建築家の隈研吾さんの言葉に目から鱗が落ちる思いでした

曰く
"普通の人が使いやすいと感じ、普通の人が共感してくれるものを作れる人が建築家なのです。"

"そういう大きくてやさしい人に、世間は建築という、大きくて影響力のある物体のデザインを任せるのです。''

"そして、そういう人のまわりに、いろいろな能力を持っている人が集まってきて、大きくて複雑な建築を設計できるだけの大きなチームが構成されるのです。"

ここから私は建築家に限らず新しい価値を生み出す人を思いました

1、いろんな経験をする
→セレンディピティ
2、普通の生活を大切にする
→現場100回
3、仲間を大切にする
→パッションと大義が仲間を連れてくる

隈研吾さんといえば、先進的な建築方法で様々なイノベーションを起こしている方ですが

大切なことは、建築だけを考えるような専門家にはなるな、ということに意外性を感じました

そのためには、いろんな経験をすることによって、いろんな人たちの気持ちを理解することができるようになることは、とても大切なのだなと

それは、イノベーションの世界で言えば、セレンディピティに出会う確率を高める、例えば人、本、旅のような活動なのかなと

そして、自分自身も、普通の生活というものを意識して楽しむことによって、実際に使ってくれるお客様の気持ちも理解することができるというのも納得しました

それは、イノベーションでは、自らが現場の気持ちを理解するということが大切ということでいえば、自らが現場100回の中に突っ込んでいるということなのかもしれないなと

さらには、普通の生活をしながら、大きくて優しい気持ちの人に、人が集まるというのも、とても共感します

もちろん、自らのパッションや大義が伝わることも大切ですが、いっしょの目線で歩んで行こうとしている人、に人が集まるというのもとてもよくわかりました

有名な建築物には、建築家の名前ばかりが目立っていますが、実はそこに集ってくれる仲間全体で大きな価値を作っているということ

そのためには、その人たちの目線で物事を見られている人、そしてそこに仲間がたくさんあつまるような大きくて優しい人

そういったことが、新しい価値を作るという意味ではとても大切なのである、ということに感動してしまいました

普通の生活をするノベーション

実はそれが何よりも大切ということに、目から鱗が落ちる思いでした

そんな話をしています^ ^

参考:書籍: 14歳の世渡り術 建築家になりたい君へ  発行日 2023年8月30日  著者 隈研吾   発行所 株式会社河出書房新社

普通の生活ノベーション(1058回)

タイトル
普通の生活ノベーション(1058回)
Copyright
リリース日

flashback